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🍁 朝の一杯が一日の巡りを整える
こんにちは。安泰漢方鍼灸院の院長、稲葉貞子です。
秋が深まり、朝晩の冷え込みが気になる季節になりましたね。こんな時期こそ、私が15年以上続けている「白湯一杯」から始まる朝の養生法を紹介します。
🌿 なぜ「白湯」がいいのか?東洋医学的な理由
「胃気」を温めて、一日の活力を生む
東洋医学では、朝は「胃経」が最も活発に働く時間帯。
ここで冷たい飲み物をとると、胃の働きを弱めてしまいます。
白湯でやさしく胃を温めると、
- 消化機能が活性化
- 気血の巡りがスムーズに
- 一日のスタートが軽やかに
「燥邪」から体を守る潤いの白湯
秋は乾燥の季節。肺や皮膚の潤いを守るためにも、
白湯で内側から水分を与えることが養生になります。
☀️ 私の朝習慣:15年続く“白湯の時間”
朝6時。起きたらまず、静かに白湯を一杯。
- 浄水を沸かし、少し冷まして60℃前後に
- 両手でカップを包み、温かさを感じながらゆっくり飲む
- 15分ほどかけて、呼吸を整えながら味わう
白湯はただの水ではなく、“一日のリズムを整えるお守り”のような存在です。
💫 続けて実感した心と体の変化
体の変化
- 朝から手足が温かい
- 便通が整う
- 肌の乾燥が減り、風邪をひきにくくなった
心の変化
- 一日の始まりに余裕が生まれる
- 気持ちが落ち着き、集中力が続く
🍋 気分や体調に合わせた白湯アレンジ
- 生姜白湯:冷えや生理前のだるさに。すりおろし生姜をひとさじ。
- はちみつ白湯:のどの乾燥や声枯れに。※1歳未満は不可。
- レモン白湯:気分をリフレッシュ。疲れを感じる朝におすすめ。
💬 患者様の声
「朝から胃が重たかったのが軽くなり、1日が楽になりました」(40代女性)
「白湯を続けてから、風邪をひかなくなったんです」(50代女性)
どなたでも続けられる、小さな習慣の積み重ねが“健康体質”をつくります。
🌾 東洋医学で見る白湯の力
白湯は「気・血・水」のバランスを整える最もシンプルな養生法。
- 気を整える → 胃腸の働きを助け、活力を生む
- 血を巡らせる → 冷えを防ぎ、肌や髪を潤す
- 水を整える → むくみを防ぎ、必要な潤いを保つ
これはまさに“未病を治す”第一歩。
病気になる前に体を整える東洋医学の原点です。
🪷 院長からのメッセージ
「たかが白湯、されど白湯」。
朝のたった一杯が、一日の体調を変え、季節の揺らぎを整えてくれます。
まずは3日間。続けてみてください。
あなたの体が、静かに変化を教えてくれるはずです。
🌸 まとめ
秋は“体が冬支度を始める季節”。
白湯で内側から温め、呼吸と気の流れを整えましょう。
それが、心身のバランスを保つ一番やさしい東洋医学的朝習慣です。
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