☀️ 太陽の力で、子どものからだを目覚めさせよう

こんにちは。安泰漢方鍼灸院の院長、稲葉貞子です。
秋も深まり、朝晩の冷え込みが気になる季節。
「子どもがよく風邪をひく」「保育園や学校で流行をもらってくる」——そんなお悩みはありませんか?
今日は、朝たった5分で免疫力を高める東洋医学のセルフケア
**「背中太陽ぼし」**をご紹介します。


🌿 なぜ「背中」を温めるのか?──東洋医学の視点

背中には、全身の臓腑とつながる重要な経絡「膀胱経(ぼうこうけい)」が通っています。
その道すじには、免疫・呼吸・消化などを支えるツボが並んでいます。

背中に集まる“健康の要”ツボたち

  • 肺兪(はいゆ):呼吸器を強くする
  • 風門(ふうもん):風邪の侵入を防ぐ
  • 脾兪(ひゆ):消化を助けて気を生む
  • 腎兪(じんゆ):生命エネルギーを蓄える

この背中を温め、やさしく刺激することで、からだの「陽気(ようき)」を活性化し、免疫力を高めることができます。


☀️ 今日からできる「背中太陽ぼし」のやり方

準備するもの

  • 朝のあたたかい陽ざし
  • ママ・パパの手(道具は不要)
  • リラックスできる空間

基本姿勢

  1. 子どもをうつぶせに寝かせる
  2. 衣服の上からでOK。背中全体に手を当てる
  3. 朝日が背中に当たる場所なら、さらに効果的

🌞 実践ステップ

ステップ1:手掌温め(3分)
手のひら全体で背中を上下にゆっくりさすります。
「気持ちいいね」と声をかけながら、皮膚がほんのり温かくなるまで。

ステップ2:膀胱経の刺激(1分)
親指の腹で、背骨の両側2cmほどのラインを上から下へ。
強く押さず、左右同時に“流すように”行いましょう。

ステップ3:陽気チャージ(1分)
両手で背中全体を包み、朝日のエネルギーを体に届けるように深呼吸。
「太陽の気が入っていく」イメージを持つのがポイントです。


🌿 効果を高めるコツ

  • ベストな時間:朝7〜9時(「辰の刻」)。胃経が活発になり気の巡りが良い
  • 朝食前に行うとさらに効果的
  • 週3回以上が理想。続けることで免疫力が安定します

注意点

  • 強く押さない(気持ちいい強さで)
  • 発熱・皮膚炎がある時は控える
  • 子どもが嫌がる時は中止する

🌤️ 東洋医学的解説:なぜ朝日が効くの?

東洋医学では、朝日は“陽気”の象徴。
背中から陽の気を取り込むことで――

  • 衛気(えき)を補う:体表の防御力を高める
  • 腎陽を温める:体の芯からエネルギーを養う
  • 気血を巡らせる:体温・代謝・免疫を整える

まさに「朝日がくれる天然のエネルギー補給」です。


👩‍👦 院長のおすすめ:親子で楽しむ温活習慣

私も息子が幼い頃、毎朝この「背中太陽ぼし」をしていました。
たった5分でも、背中を温めながら話をしたり笑ったり。
その時間が、心の絆と体の強さを一緒に育ててくれたように思います。


🌼 症例:5歳女児の免疫力アップ

Cちゃん(5歳)は月に2回以上風邪をひく体質でした。
朝の太陽ぼしと生活リズムの見直しを続けた結果――

  • 1ヶ月で風邪の回数が減少
  • 3ヶ月後には、ほとんど風邪をひかなくなった
  • 今では「背中ぽかぽかして気持ちいい!」と笑顔で続けています

🍠 さらに効果を高める生活ケア

食事:朝は温かいおかゆやスープ、旬のさつまいも・れんこんを。
服装:腹巻きと首元の保温で、冷えをブロック。


💬 まとめ

「背中太陽ぼし」は、薬を使わず、親子の手だけでできる最高の免疫ケア。
朝の5分が、お子さんを“風邪知らず”に育てます。
体質に合わせた養生法を知りたい方は、ぜひ当院までご相談ください。


🌸 次回予告

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